一方で、ビジネスの現場では深刻な摩擦も起きている。従来の管理職世代にとって、計画通りに業務を進められない部下は頭痛の種だ。プロジェクトの進捗管理が崩壊し、納期遅れが多発する現場からは悲鳴が上がっている。
「締め切りに対する感覚が根本的に違う」と嘆くのは、都内のメーカーでマネージャーを務める50代の男性だ。しかし、若者側の言い分は異なる。「状況は毎日変わるのに、数ヶ月前の計画にしがみつく方が非効率的だ」というわけだ。この価値観の溝をどう埋めるかが、これからの組織マネジメントの最大の課題となるだろう。