泉キャンパスエリアの小高い丘に立つ建物は、全長約200メートルにも及ぶ巨大なステンレスの被覆に包まれている。光の角度によって表情を変える外観は、まるで森の中に不時着した未知の宇宙船のようだ。内部に入ると、キャノピーから差し込むやわらかな光が書棚の間を照らし、金属とガラス、そして木の温もりが絶妙なコントラストを描き出す。
館内を歩くと、長さと奥行きを活かした緩やかなスキップフロアが続く。視線が遠くまで通り抜けるダイナミックな空間構成は、思索に没頭するための圧倒的な没入感を生み出している。建築ファンがわざわざ遠方から足を運ぶのも納得の完成度だ。