急性期の峠を越えた後、最も警戒すべき敵は自らの「指先」だ。無意識の掻破(そうは)によって表皮が削れ、黄色ブドウ球菌などが侵入すると化膿性皮膚疾患へと悪化する。
猛烈な痒みがぶり返したときは、決して爪を立てず、清潔な保冷剤で患部を冷やすのが最も安全な対処法だ。冷刺激が痒みの神経伝達を一時的に遮断してくれる。浸出液が出ている間はハイドロコロイド素材などの被覆材で密閉せず、ステロイド軟膏を塗った上に通気性の良いリント布や滅菌ガーゼを当て、包帯やテープで固定するのが望ましい。
色素沈着を残さないためには、炎症が完全に引くまで紫外線を徹底的に遮断することも不可欠だ。正しい知識と迅速なアクションさえ身につけておけば、夏の野山に潜む凶悪な吸血昆虫の脅威を最小限に封じ込めることができる。 (出典: アブ 刺され た(Yahoo!ニュース))
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