「朝一番の電車で駅に到着したのに、大型ロッカーが1つも空いていない」――SNS上では毎週末のように、現地に到着した来場者からの悲鳴が投稿されています。USJコインロッカー満室の理由を紐解くと、単なる来場者の多さだけではない、テーマパーク特有の利用動線とセキュリティ規定が深く関係していることが分かります。
最大の要因は、USJのパーク内における「大型手荷物持ち込み制限」です。パーク内へ持ち込める荷物は、一般的なリュックサックやショルダーバッグなど身の回り品に限られており、キャスター付きのキャリーケースやスーツケース、過度に大きな荷物はエントランスのセキュリティチェック(手荷物検査)の時点でゲート通過を断られます。その結果、新大阪駅や関西国際空港などから直接パークへ駆けつけた遠方客やインバウンド旅行者は、必ずパークに入る前に荷物を手放さなければなりません。
さらに拍車をかけているのが、パーク開園待ちの早期化です。現在、公式オープン時刻よりも1時間〜1時間半前倒しでゲートが開くケースが常態化しており、いわゆる「アーリー・パークイン」利用者や早朝待機組が午前7時台前半には駅周辺へ押し寄せます。遠方からの宿泊客がチェックイン前・チェックアウト後の荷物を一斉に預けようとする時間帯と開園待機ラッシュが完全に重複するため、ユニバーサルシティ駅コインロッカー空き状況は朝の早い段階で飽和状態へと達してしまいます。