ピッチ上の戦いは、歴史ある名門クラブと新興勢力のせめぎ合いが続いています。近年のWEリーグ順位表を見渡すと、タイトル争いは「三菱重工浦和レッズレディース」「INAC神戸レオネッサ」「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」のいわゆる“3強”が中心となっています。
なかでも、盤石の組織力と勝負強さを誇る三菱重工浦和レッズレディースの試合結果は常にリーグの指標となっており、強固なディフェンスラインと鋭いショートカウンターで白星を重ねています。対するINAC神戸レオネッサの選手一覧に目を向けると、強固なフィジカルと経験豊富なベテラン、そして将来を嘱望される若手がバランスよく融合しており、個の打開力で相手をねじ伏せるスタイルが持ち味です。
一方、日本女子サッカーの技術的礎を築いてきた日テレ・東京ヴェルディベレーザの評判は、卓越したパスワークと育成力にあります。メニーナ(下部組織)から一貫した戦術眼を持つタレントが次々とトップチームへ供給される育成モデルは、国内だけでなく世界的にも高く評価されています。これら3強に対し、アルビレックス新潟レディースやサンフレッチェ広島レジーナ、ちふれASエルフェン埼玉といった地方クラブが組織的なハイプレスやセットプレーを武器に肉薄し、上位陣を脅かす好ゲームを連発しています。
また、なでしこリーグ1部順位争いも極めて熾烈です。オルカ鴨川FC、スフィーダ世田谷FC、伊賀FCくノ一三重、ニッパツ横浜FCシーガルズといった強豪が、限られた練習時間の中でハイレベルな戦術合戦を繰り広げています。なでしこリーグの日程は春から秋にかけて全国各地の地域スタジアムで開催され、入場無料または安価なチケット設定により、地元住民との距離が非常に近いアットホームな熱気を生み出しています。