楽曲の推進力を生み出しているもう一つの主役が、ギタリストHIDEの類まれなセンスだ。複雑怪奇なリフを涼しい顔で弾きこなすテクニックはもちろん、耳に残るメロディアスなフレーズの配置は秀逸を極める。重厚なリズムセクションの上を軽やかに舞うツインギターのアンサンブルは、今聴いても鳥肌が立つほどスリリングだ。
さらに視覚面でのアプローチも時代を先取りしていた。当時制作されたCLAMPによるフルアニメーションのミュージックビデオや、巨大スタジアムで繰り広げられたレーザーと炎が乱舞するライブ演出は、音楽とビジュアルの融合を決定づけた。ステージ上でHIDEが見せた妖艶かつ攻撃的なパフォーマンスは、単なるハードロックの枠組みを完全に破壊し、後続の表現者たちへ決定的な影響を与えた。