バスセンターの待合室を歩くと、若者や外国人観光客の姿が目立つ。その目的の多くは、佐賀県を舞台にした大ヒットアニメ『ゾンビランドサガ』の聖地巡礼だ。作中に登場する実在の風景やバス停を巡るファンにとって、ここは旅の出発地点である。
これに応えるかのように、地元の地域観光ガイドやバス事業者は限定のコラボラッピングバスを運行。アニメのキャラクターが車内アナウンスを担当する路線もあり、移動そのものがエンターテインメントへと昇華されている。ファンがSNSで発信する情報がさらなる観光客を呼び込み、バスルート全体の活性化につながる好循環が生まれている。