両チームが描く勝利へのシナリオは対極的だ。アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、コービン・キャロルをはじめとする俊足揃いのラインナップで果敢に次の塁を狙う。ベース拡大ルール以降、彼らの盗塁成功率と走塁死の少なさはナ・リーグトップクラス。わずかな外野手のファンブルも見逃さず、一瞬で得点圏へ進む機動力野球は相手バッテリーに強烈なプレッシャーを与え続けている。
対するコロラド・ロッキーズの強みは、一発で試合の流れを変える長打力にある。主砲たちのスイングスピードと打球初速はメジャー屈指。たとえ序盤にリードを許しても、中盤から終盤にかけての集中打で一気に点差をひっくり返す爆発力を秘めている。俊足でグラウンドを駆け回るdバックスの足と、柵越えの弾丸で応戦するロッキーズのパワー。スタイルが真っ向から衝突する構図から目が離せない。