新幹線と一括りにしても、路線ごとの地理的条件や設備の違いによって、運休に踏み切る基準は大きく異なる。たとえば、東京と新大阪を結ぶ東海道新幹線は、静岡県内の富士川橋梁周辺など、風の影響を受けやすい開けた区間を多く抱えている。強風による架線トラブルを防ぐため、風速25m/s以上で減速、30m/s以上で運転見合わせという厳格な基準が設けられている。
一方、山陽新幹線や九州新幹線は防風柵の整備が進んでいる区間が多いものの、大雨による飛来物や斜面崩落のリスクが加われば判断は慎重にならざるを得ない。また、東北・上越・北陸新幹線は雪対策が万全である反面、秋口の大型台風による急激な河川増水や架線への飛来物被害には細心の注意が払われている。自線区が動いていても、直通先の状況次第で乗り入れが中止される点にも注意が必要だ。