サンクスが歩んだ道のりは、日本の小売業界の浮沈そのものを映し出しています。1980年に中堅総合スーパーの長崎屋系コンビニとして誕生したサンクスは、首都圏や東北地方を中心に独自の店舗網を築いていきました。しかし、親会社の経営悪化を機に資本の移転が繰り返されます。
2001年、中部地方を地盤とする総合スーパー・ユニーがサンクスアンドアソシエイツを買収。同社傘下のサークルケイ・ジャパンと経営統合し、2004年には「株式会社サークルKサンクス」が誕生しました。この時点で全国に約6,300店舗を抱える業界4位の巨大チェーンとなりましたが、看板は統一せず「サークルK」「サンクス」のデュアルブランド体制を維持するという独自の道を歩むことになります。
2016年の経営統合後、約2年余りの移行期間を経て、2018年11月30日をもって国内に残っていたサークルKおよびサンクスの全店舗が営業を終了。約38年間に及んだサンクスの歴史はここで完全に幕を閉じました。