近年では「美容院」「美容室」に加えて、「ヘアサロン」や「ビューティーサロン」という呼称が一般化しています。これらのカタカナ表記も、法令上はすべて同じ「美容所」に該当します。
1980年代後半のバブル期から1990年代にかけて、カリスマ美容師ブームとともに東京・青山や原宿を中心に欧米風の洗練された店舗が急増しました。従来の「髪を整える場所」というイメージから、「最先端のファッションやライフスタイルを発信する空間」へと脱皮を図る過程で、フランス語の「サロン(宮廷や貴族の社交場)」を取り入れた屋号が好まれるようになったのです。
現在のヘアサロンは、カットやカラーだけでなく、ヘッドスパ、トリートメント、ネイル、まつ毛エクステなどを複合的に提供する「トータルビューティー」の拠点として機能するケースが増えています。