高校卒業直後の2019年夏、中村選手は19歳という若さで海を渡り、オランダのFCトゥウェンテへと期限付き移籍を果たします。開幕戦で名門PSVを相手に鮮烈なミドルシュートを叩き込むなど鮮烈な欧州デビューを飾ったものの、その後のキャリアは決して平坦な道ばかりではありませんでした。
ベルギーのシント=トロイデンでの出場機会の激減など苦難の時期を経験しながらも、オーストリアのLASKリンツで完全覚醒。2026-23シーズンには公式戦17ゴールを挙げる大爆発を見せ、フランス1部のスタッド・ランスへのステップアップを勝ち取りました。
サッカー日本代表でも、出場するたびに決定的なゴールを奪う類まれな決定力を披露。高校時代に「向の岡工業から追手門学院への転校」を選んでまでプロの世界に飛び込んだ、あの覚悟とハングリー精神こそが、現在の世界的ウインガー・中村敬斗を創り上げた原動力といえます。