食を満喫した後に向かうべきは、敷地に隣接する日帰り温泉施設「小菅の湯」だ。ここの湯は、高アルカリ性の成分を含んだ「美人の湯」として知られる。お湯に浸かった瞬間、肌を包み込むヌルヌルとした独特の肌触りに驚かされるはずだ。
大自然に囲まれた露天風呂に身を沈め、目を閉じる。耳に届くのは、樹々を揺らす風の音と鳥のさえずりだけ。サウナで身体を温めた後、山風を全身で受ける外気浴の心地よさは格別だ。都市のストレスで強張っていた頭と体が、徐々にほどけていくのがわかる。日常の雑音から完全に切り離されたこの時間は、何物にも代えがたい贅沢だ。