歌手・りりィ(本名:鎌田小恵子)は、1952年2月17日に東京都で生まれました。米軍関係者の父と日本人の母を持つルーツを持ち、幼少期から独特の感性と自立心を育んだ彼女は、1972年に東芝EMIからアルバム『たまねぎ』で鮮烈なレコードデビューを飾ります。
当時のフォークソングや歌謡曲の枠組みに収まらない、ロックやブルースのエッセンスを散りばめた音楽性は瞬く間に音楽関係者の注目を集めました。りりィの若い頃の画像や写真資料を振り返ると、中性的な透明感と憂いを帯びたシャープな美貌が際立っており、当時の女性アーティストとしては異例のカリスマ性を放っていたことが分かります。
デビュー直後から自らのバックバンド「バイ・バイ・セッション・バンド」を率い、坂本龍一をはじめとする錚々たる実力派ミュージシャンたちが若き日に彼女のステージを支えたことも、音楽的先進性を証明する逸話として広く知られています。