十勝花子さんは1946年4月25日、北海道帯広市に生まれました。芸名である「十勝」は、自身の故郷である雄大な十勝平野に由来しています。幼少期から表現力に長けていた彼女は、1966年に歌手として芸能界デビューを果たし、持ち前のバイタリティで活動の幅を一気に広げていきました。
女優としての地位を不動のものにしたのが、1969年に放送され社会現象となったスポ根ドラマ『サインはV』です。バレーボールチームのムードメーカー・大角真理役を熱演し、コミカルでありながらどこか憎めないキャラクターでお茶の間の人気者となりました。さらに『なんたって18歳!』をはじめとする人気ドラマや映画に次々と出演し、昭和のテレビ黄金期に欠かせない名脇役としてのポジションを確立します。
若い頃から卓越した演技センスと明るいキャラクターで周囲を魅了していた彼女ですが、その裏には常にプロフェッショナルとしての徹底したこだわりと、何事にも全力でぶつかる強い信念がありました。