この強烈なフレーズの原点は、ほかでもない漫画家・空知英秋が手掛けた大ヒット作『銀魂』にある。週刊少年ジャンプ(集英社)で長期連載された同作は、従来の少年漫画の枠組みを打ち破るメタ発言やパロディで独自の地位を築き上げた。その作中で、物語の終盤に差し掛かった作品群が見せる唐突な恋愛ラッシュを皮肉混じりに描いた表現こそが、この言葉の始まりだった。
自作すらもネタにするメタ的視点と、長年連載を追ってきた読者の「あるある」という共感が見事に合致した結果、単なる作中セリフを超えてインターネット上へ波及した。ギャグとシリアスを自在に行き来する同作ならではの洞察力は、ファンの心を捉えて離さなかったのだ。