同性愛の文脈において、「タチ」はリードする能動的な側、「ネコ」は受け入れる受動的な側を意味します。タチの語源は歌舞伎の「立役(主役・男役)」に由来し、ネコは芸者を意味する隠語や「寝子(寝ている側)」から転じたという説が有力です。
混同されやすい概念に創作物(BLや百合)で使われる「攻め・受け」がありますが、ニュアンスには明確な違いが存在します。「攻め・受け」は物語のキャラクター属性や物語内のポジションを指す色合いが強い一方、「タチ・ネコ」は生身の人間の身体的・精神的な役割分担を指すリアルな用語です。
さらに、どちらか一方に固定されない「リバ(リバーシブルの略)」というポジションも存在します。相手や気分によってタチにもネコにもなれる柔軟なスタンスを指し、現在では非常にポピュラーな選択肢となっています。