日本のドラマ界を長年支配してきた「視聴率」という指標が、急速にその意味を失いつつあります。代わりに台頭したのが、グローバル配信での「同時視聴者数」や「完走率」です。この変化が、キャスティングの現場に地殻変動をもたらしました。
海外の視聴者は、日本の芸能界のパワーバランスや「大人の事情」を一切知りません。彼らが見るのは、純粋に画面の中で繰り広げられる芝居の質だけです。結果として、これまで過小評価されていたバイプレイヤーや、インディーズ映画で牙を研いできた実力派たちが、一気に世界の表舞台へと躍り出る構図が生まれています。