両国のプライドが激突した本戦は、立ち上がりから互いのストロングポイントがぶつかり合う息もつかせぬ展開となりました。ハイチ対スコットランドの試合結果を左右したのは、トランジション(攻守の切り替え)の速さと、ボックス内での決定力の差です。
序盤はハイチ代表が鋭い出足でスコットランドのビルドアップを寸断。前線のフィジカルとスピードを生かしたダイレクトカウンターで幾度となく相手ゴールを脅かしました。これに対し、スコットランド代表は落ち着いたポジショニングでプレッシャーをいなし、サイドを広く使ったクロス供給から好機を創出します。
勝敗を分けた最大のターニングポイントは、後半中盤に見られた中盤のセカンドボール回収率の変化でした。スコットランドが中盤の配置を微修正してスペースを埋めたことで、ハイチのカウンターの威力が減退。一瞬の隙を突いたセットプレー崩れからの強烈な一撃がネットを揺らし、スコットランドが試合の主導権を完全に掌握しました。ハイチも最後までアディショナルタイムに猛攻を仕掛けたものの、スコットランドの集中したブロックを崩しきれずタイムアップを迎えました。