琴平町におけるイベントの最大の特徴は、宗教的文化財と民間のエネルギーが密接に融合している点にあります。江戸時代、「一生に一度はこんぴら参り」と称され、全国から参拝客が集まった歴史が、この町に異文化を受け入れる寛容さと見立ての文化を根付かせました。
現在でもその風土は生きています。古くからの格式高い伝統行事がある一方で、若者や観光客を惹きつけるストリート感覚のイベントが並立しているのです。
昼間は参道の785段(奥社までは1,368段)の石段を行き交う参拝客で賑わい、夕刻になるとレトロな街灯が灯る。そこにイベントの明かりが加わることで、日常の門前町とは一味違う幻想的な表情が立ち現れます。