土日祝日に加え、年末年始や夏季休暇、さらには会社独自の連休も含めて年間休日140日制度を完璧に運用する。しかも終業チャイムが鳴れば、全社員が速やかに帰宅する残業禁止経営が徹底されている。一般的な製造業の感覚からすれば、生産性が落ちて経営が成り立たないのではないかと危惧されるのは当然だ。
しかし現実は真逆である。未来工業株式会社は、常に高い営業利益率を維持し続けている。その秘密は「社員を徹底的に信じ、自主性を引き出す」という極めて合理的な仕組みにある。強制されて働く1時間より、自ら考えて動く10分の集中力。無駄な社内書類や承認プロセスを極限まで削ぎ落とし、現場の工夫で利益を生む体質が構築されているのだ。