映像だけでなく「耳に残る音」の設計も、カップヌードルCMが誇る強力な武器です。往年のJ-POPや洋楽のキラーチューンを、強引かつユーモラスな替え歌へと変貌させる手法は、世代を超えた認知を獲得しています。
過去にはポルノグラフィティの『サウダージ』や、広瀬香美氏の『ロマンスの神様』、さらにはテレビアニメの主題歌や特撮ソングまで、幅広いジャンルの楽曲が「カップヌードルを食べるシチュエーション」の歌詞に改編されてきました。原曲の持つエナジーをそのまま拝借しつつ、サビの最も盛り上がるフレーズで商品名を連呼させる構成は、広告音楽として極めて高い中毒性を誇ります。
「一度聴いたら頭から離れない」「買い物中にふとメロディが流れてカゴに入れてしまった」という消費者の声が示す通り、音楽パロディの破壊力は購買行動に直結する重要な導線となっています。