従来のテレビ放送用吹き替えは、2時間の放送枠に収めるために本編が15分〜20分程度カットされていました。そのため、テレビ版の音声をそのままDVDやBlu-rayに収録すると、カットされたシーンで突然英語音声+日本語字幕に切り替わるという課題が存在していました。
この問題を解決したのが、近年の「4Kニューマスター版 追加収録」プロジェクトです。映画公開35周年を記念したBOXセットの制作に際し、テレビ朝日版および日本テレビ版の欠落部分がオリジナルキャストによって約30年ぶりに追加収録されました。
すでに鬼籍に入られていたドク役の穂積隆信や青野武の代役として、声優の多田野曜平が起用されました。多田野は両名優の息遣いやイントネーションを徹底的に研究し、オリジナルパートとシームレスに繋がる神業のような演技を披露。関係者や往年のファンから「奇跡の補完」と絶賛されました。三ツ矢雄二や山寺宏一も年齢を感じさせない若々しいマーティの声を吹き込み、長年のテレビ版ファンにとって決定版となるノーカットパッケージが完成したのです。