娘のバイオリン人生がスタートしたのは、わずか3歳の時でした。神田うの自身が幼少期から本格的なクラシックバレエで培った審美眼を背景に、日本屈指の名教授や世界的な指導陣に師事。早期から基礎訓練を徹底的に積み上げてきました。
その実力は単なる「習い事の域」を遥かに超えており、小学生の段階から国内外の著名なコンクールで数々の入賞歴を記録。とりわけ音楽関係者を驚嘆させたのが、米ニューヨークの音楽の殿堂であるカーネギーホールでの演奏披露です。
これは一般的な発表会枠ではなく、厳しいオーディションや推薦枠を通過した若き才能たちによる選抜ステージでした。当時の演奏を現地で聴いたクラシック音楽関係者は「音色の芯が非常に太く、弱音における表現力が10代前半とは思えない深みを持っている」と高く評価しています。神田うのが手記やブログで語る「娘の音色は私自身の荒んだ心を洗い流してくれる」という言葉は、親バカの誇張ではなく、確かな技術的裏付けに支えられた実感といえます。