先月開催された横浜アリーナ公演。客席を揺らしたあの熱狂の裏には、スタッフと演者が極限状態まで高め合った緊張感漂うドラマが存在していた。開演わずか30分前、演出の変更に伴う土壇場のアレンジ修正がステージ袖で行われていたという。
照明チームとの緻密なセッション、音響の僅かな狂いも見逃さない徹底的なリハーサル。長年所属するレーベル・トイズファクトリーの制作スタッフは「二人は妥協という言葉を一切知らない」と明かす。本番中の予期せぬトラブルにも、アイコンタクトひとつで瞬時に即興演奏へと切り替えたシーンは、長年培われた圧倒的な信頼関係があってこそだ。