運営の母体となった一般社団法人コマンドNは、既存の商業ギャラリーや公立美術館の枠組みにとらわれない柔軟なプロジェクトを次々と打ち出してきた。アーティスト主導のオルタナティブなアプローチは、日本の表現活動における自由度を飛躍的に拡張したと言える。
その象徴的な取り組みが3331 ART FAIRだ。従来の美術市場の慣習を打ち破り、若手作家とコレクターがダイレクトにつながる場を創出。推薦人制度や独自の展示構成を採用したこのフェアは、マーケットに新しい風を吹き込み、現代美術業界の構造改革に大きなインパクトを与えた。