かつて卒業式の合唱曲といえば『旅立ちの日に』や『大地讃頌』、あるいはレミオロメンの『3月9日』などが代表格でした。しかし近年、そのラインナップに確固たる地位を築いたのが『正解』です。
教育現場でこれほど急速に受け入れられた背景には、生徒たちの圧倒的な共感があります。「先生や親から与えられた歌」ではなく、「自分たちの言葉として歌いたい歌」として、生徒主導で選曲されるケースが全国の中学校や高校で急増しました。
特に仲間とともに過ごしたかけがえのない時間と、これから別々の道を歩む覚悟を同時に歌い上げる構成は、卒業という人生の節目にこれ以上ないドラマを生み出します。体育館に響く生徒たちの合唱と、それを聴く保護者や教員の涙が、この曲の持つ圧倒的な浸透力を物語っています。