「手相は迷信に過ぎない」と考える人もいますが、大脳生理学や神経解剖学の観点からも手と脳の密接な連動性は説明がつきます。手のひらには無数の末梢神経が集中しており、大脳皮質の体性感覚野において「手と指」が占める割合は全体の約3分の1に達します。
右手は左脳(言語・論理的思考・計算・社会的ルール)と連動し、左手は右脳(直感・空間認知・感情・芸術的感性)とクロスして繋がっています。つまり、実社会で論理的に考え、計画を立てて行動するほど左脳が活性化し、その刺激が神経伝達を経て右手の筋肉や皮膚組織の微細な緊張・弛緩を生み出し、皺(しわ)としての線を作り出します。
プロの鑑定師が多数在籍する対面鑑定の現場データでも、転職や起業、結婚といった大きな人生の転機を迎えた相談者は、わずか3ヶ月から半年程度で右手の主要な線が濃くなったり、新たな支線が伸びたりする現象が頻繁に確認されています。左右の手相が違う理由は、生まれ持った性質(左手)に対して、自立した個人としてどのような選択肢を積み重ねてきたか(右手)という「生き方の乖離と成長」を如実に表しているためです。