数々の名作ネイチャードキュメンタリー番組でも、この「赤い分泌液」は圧倒的な映像美とともに紹介されてきた。『ナショナル ジオグラフィック』の撮影チームは、超高清細カメラを用いて、干上がったアフリカの河川敷で巨体を寄せ合う個体群の皮膚上で、無色の分泌液が刻一刻と赤い保護膜へと変化する瞬間を捉えた。
また、BBCの『プラネットアース』シリーズなどのネイチャードキュメンタリーにおいても、過酷な干ばつ期を生き抜くための決定的な生体適応として描かれている。激しい日光照射と病原菌の脅威にさらされながらも彼らが力強く生存できるのは、皮膚自体が自作の日焼け止め兼処置薬を生み出し続けているからにほかならない。