都内各所に相次いでオープンしている最新スポットでは、従来の香水選びの概念を覆す体験が用意されている。特に注目を集めているのが、自分だけの香りをその場でブレンディングできる限定調香体験だ。研究室のような静寂が広がる店内で、専門の調香師とともに数十種類のベースノートから一滴単位で香りを重ねていく作業は、まるで贅沢な実験のようでもある。
また、欧州や中東で話題を集めながらも日本未進出だったニッチフレグランスの独占上陸も話題に事欠かない。大量生産のメインストリームとは一線を画し、希少な原料や調香師の個人的な記憶、ストーリー性を前面に打ち出したブランド群が、東京の高感度な顧客層の心を掴んで離さない。誰かと被ることを嫌い、自分だけの「匂いの名刺」を探す人々にとって、これらの専門店はまさに宝庫と言える。