青島心のキャリアを語る上で欠かせないのが、少女向けファッション誌『ピチレモン』専属モデル時代から続く独自の軌跡です。2011年、第20回ピチモオーディションでグランプリを受賞した彼女は、透明感あふれるルックスで同世代女子の憧れの的となりました。
しかし、彼女の真価は単なるモデル活動にとどまりませんでした。特筆すべきは、少林寺拳法で黒帯(初段)を取得しているという事実です。幼少期から道場で流した汗と厳しい修練は、彼女の礼儀正しさや精神力、そして何より映像現場で発揮される卓越した身体感覚を形成しました。
そのポテンシャルが最初に大きく開花したのが、2017年放送の雨宮慶太総監督による特撮ドラマ『絶狼-ZERO- -DRAGON BLOOD-』です。ヒロインの尋海アリス役に抜擢された彼女は、独特の世界観を持つダークファンタジーのなかで、新人離れした堂々たる演技を披露。関係者の間では「動きにブレがなく、視線の配り方に武道の素養を感じる」と高く評価されました。
この『牙狼』シリーズでの経験が強固な土台となり、後の『仮面ライダーギーツ』ツムリ役での重厚な役作りへと昇華。ツムリが物語終盤で見せた気迫に満ちた佇まいは、武道で培った体幹と精神的な芯の強さがあってこその表現力であったと言えます。