スマートフォンの画面をスクロールすれば、10代のダンサーたちがキレのあるステップを踏んでいる。彼らがBGMに選んでいるのは、最新のK-POPではない。昭和の終わりを飾ったあのイントロだ。テンポの速い現代の楽曲に慣れた耳に、生楽器の重厚なファンクサウンドと、ドラマチックなメロディラインが刺さる。懐かしさではなく、純粋な「カッコよさ」として消費されているのだ。
流行は巡るというが、今回のブームは単なるレトロブームとは一線を画す。情報過多の時代において、一瞬でリスナーの心を掴む圧倒的な「本物感」が、彼らを惹きつけてやまない。