舞台を芸能界から南国の島へと移した彼の挑戦は、単なる趣味の延長にとどまらない。宮古島リゾートの開発計画は、活動休止前から水面下で温められていた一大プロジェクトだ。信頼を置くビジネスパートナーと共に設立した会社を通じて、広大な敷地に高級ヴィラやイタリアンレストランを完備した複合リゾート施設をオープンさせた。
かつてカメラの前で見せていた繊細なアーティストとしての感性は、いまや建築のデザインや空間演出、自ら手掛けるアトリエの設営へと注がれている。過密なスケジュールと重圧に晒され続けた日々から解放され、海風を感じながら絵筆を握り、釣り竿を垂らす。そこにあるのは、飾らない一人の人間としての素顔だ。