外出や仕事の都合上、どうしてもパンティライナーを使用しなければならない日もあります。その際に最も厳守すべき鉄則は、「2〜3時間に1回は必ず取り替えること」です。「おりものが少ししか付いていないから」「まだ汚れていないように見えるから」と半日〜1日中付けっぱなしにすることは、雑菌の培養皿をデリケートゾーンに密着させているのと同義です。
また、シートの使用有無にかかわらず、おりものの状態変化は身体からの重要なSOSサインです。日頃から自身の分泌物の性状を観察し、以下のような異常がみられた場合はシートで隠そうとせず、速やかに婦人科を受診してください。
【危険なおりものの見分け方と想定される疾患】
・白く濁ったカッテージチーズ状・酒かす状で強いかゆみを伴う:膣カンジダ症の典型例です。市販の抗真菌薬もありますが、初発の場合は自己判断せず医師の確定診断が必要です。
・黄緑色や濃い黄色、泡立っており強い悪臭(魚のような生臭さ)がある:トリコモナス膣炎や細菌性膣症が疑われます。パートナーとの同時治療が必要になるケースもあります。
・茶褐色、ピンク色など血液が混ざっている:排卵期の出血以外で続く場合、子宮頸管ポリープ、膣炎、あるいは子宮頸がん・子宮体がんなどの器質性疾患が潜んでいる危険性があります。
・水のようにサラサラした分泌物が大量に溢れ出る:クラミジア感染症や卵管留水症などの初期サインである可能性があります。