万が一、すでに手技を試してしまっている場合、どのような症状が出たら即座に受診すべきか。基準は極めて明快だ。鈍痛が数時間以上引かない、片側の睾丸が不自然に持ち上がっている、あるいは陰嚢が赤く腫れ上がっている場合は、一刻の猶予もない。
また、急性疾患だけでなく、長期的な慢性骨盤疼痛症候群(CPPS)に移行するリスクも無視できない。精巣周辺の神経を無用にいじくり回した結果、射精のたびに下腹部を締め付けられるような激痛が走るようになり、性生活そのものが破綻した20代男性の症例も報告されている。快楽を求めた結果が、永続する痛みへの転落では笑えない。