「NARUTOP99」において、日本のファンを最も驚かせたのが春野サクラの世界3位(48万8,692票)進出でした。日本国内の連載当時のファンコミュニティでは、サスケへの一途すぎる執着や初期の言動から賛否両論を巻き起こすことも少なくなかったヒロインです。しかし、世界規模での評価は日本国内の空気感とは大きく異なっていました。
SNSや海外のファンコミュニティ(RedditやXなど)の反響を精査すると、特に北米や中南米、欧州においてサクラへの支持が凄まじいことが浮き彫りになります。現地の読者からは次のような生の声が数多く投稿されていました。
「名門の血統を持たない一般家庭の出身でありながら、伝説の三忍・綱手の過酷な修行を耐え抜き、怪力と最高峰の医療忍術を手に入れた努力の軌跡が熱い」
「ナルトやサスケという神のような血統の怪獣たちに挟まれながら、最終決戦で彼らの背中に追いつき、横に並び立った瞬間のカタルシスは異常」
海外カルチャーにおいて好まれる「自らの実力で道を切り拓く自立した女性像」に、サクラの後期における成長が完全に合致したと言えます。単に主人公に救われるだけの古典的ヒロインから、仲間を救護し前線で殴り込む戦士へと昇華したプロセスが、国際的なフェミニズムやエンパワーメントの潮流とも共鳴し、凄まじい組織票と個人の熱烈な支持を呼び起こしました。