Q1:ぶつけた記憶が一切ないのに、頭頂部にたんこぶのような痛いしこりができる理由は?
A1:外傷がなくても、皮膚の内側に角質が溜まる「粉瘤」が感染して急激に腫れ上がった場合や、皮下組織で自然出血が起きて血腫が生じた場合、たんこぶそっくりの硬い腫瘤が出現します。また、毛根の深い部分で細菌が繁殖して「癤(せつ)」という大きな膿の塊を作っているケースも頻繁に見られます。
Q2:シャンプーや就寝時に枕に当たると激痛が走ります。今すぐできる応急処置はありますか?
A2:絶対に手で強く押したり、爪で引っ掻いて潰そうとしないでください。患部に熱感がある場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤を軽く当てて局所を冷やすと、痛みが一時的に和らぎます。洗髪時は刺激の強いシャンプーを避け、ぬるま湯で優しく流す程度にとどめ、早めに皮膚科を受診して抗生剤の処方を受けてください。
Q3:皮膚科や形成外科での治療費や手術費用はどのくらいかかりますか?
A3:抗生剤の内服薬や塗り薬による保存的治療の場合、健康保険適用(3割負担)で診察料を含め約2,000円〜4,000円程度です。粉瘤などを日帰り手術で摘出する場合、しこりの大きさや部位により異なりますが、露出部外(髪の中)の手術として保険適用で約8,000円〜15,000円前後の窓口負担が目安となります。
Q4:頭皮のしこりが「がん(悪性腫瘍)」である確率はどの程度ですか?
A4:統計上、頭皮に生じるしこりの圧倒的多数(95%以上)は粉瘤、毛嚢炎、脂肪腫などの良性疾患です。悪性腫瘍の確率は極めて低いものの、ゼロではありません。「数週間で急激に大きくなる」「骨に張り付いてビクとも動かない」「表面から出血を繰り返す」といった特徴が見られる場合は、躊躇せず超音波や病理検査が可能な総合病院や専門医を受診してください。