groundsの根底にあるのは、「LEAP GRAVITY(人間と重力との関係性を変える)」という明快にして哲学的なコンセプトだ。このブランドを主導するのは、自身の名を冠したブランド「MIKIOSAKABE」で知られる世界的ファッションデザイナーの坂部三樹郎。アントワープ王立芸術アカデミーを首席で卒業した彼が、株式会社FOOLSと共に立ち上げたこのプロジェクトは、既存のスニーカーデザインの文脈を根本から覆した。
従来の靴づくりは、いかに足を地面に馴染ませるか、あるいは衝撃を吸収するかに終始してきた。しかし坂部は逆のアプローチをとる。アウトソールを極限まで強調し、まるで地面と足の間に透明な空間や異次元のクッションを挟み込むような構造を作り出した。地面を踏みしめる感覚そのものを変形させ、着用者の視点や歩行体験を一変させる。この挑戦的なアプローチこそが、世界中のクリエイターやユースカルチャーを熱狂させる震源地となっている。