配当利回りとは、「購入した株価に対して、1年間でどれだけの配当金を受け取れるか」を示す割合(パーセンテージ)です。銀行預金の金利に似た感覚で捉えられることが多く、インカムゲイン(保有による定期収入)を狙う投資家にとって最も基本的な判断指標となります。
基本的な配当利回りの計算方法は以下の通りです。
配当利回り(%) = 1株当たりの年間配当金額 ÷ 現在の株価 × 100
例えば、株価が2,000円で年間配当金が80円の企業であれば、配当利回りは「80 ÷ 2,000 × 100 = 4.0%」と算出されます。ここで強く意識しなければならないのは、分母である「株価」は日々変動するため、株価が下落すれば配当利回りは上昇し、株価が高騰すれば利回りは低下するというシーソーの関係にあります。
また、初心者が混同しやすい指標に「配当性向」があります。配当利回りが「投資額に対するリターンの割合」であるのに対し、配当性向は「企業が稼ぎ出した当期純利益のうち、何%を株主還元(配当)に回したか」を示す内部指標です。
配当性向(%) = 1株当たり配当金 ÷ 1株当たり当期純利益(EPS) × 100
どれほど利回りが魅力的に見えても、配当性向が70〜80%を超えていたり、利益以上の配当を出す「タコ足配当(100%超え)」に陥っていたりする場合、その配当は持続可能ではありません。企業の体力を削って無理に出している配当金は、将来の減配へと直結します。