手塚治虫の遺志と著作権を管理し、新たなクリエイティブを発信し続ける手塚プロダクション。その核となって現場を支えているのが、ヴィジュアルイメージクリエイターである兄の手塚眞氏と、プロデューサーの手塚るみ子氏だ。
「兄は父のクリエイターとしての遺伝子を強く継ぎ、私は父の作品を社会やポップカルチャーにどうつなぐかというプロデュースの視点を持っています」
二人の連携は、単なる過去作品の保護にとどまらない。手塚プロダクションが目指すのは、手塚作品を「古典」として箱に入れることではなく、常に最新のクリエイターたちによって再解釈され続ける「生きているコンテンツ」にすることだ。守るべき伝統と、破るべき革新。二人の兄妹はその絶妙なバランスを取りながら、今も手塚ブランドを未知の領域へと推し進めている。