家庭内では「不快害虫」として扱われるゾウムシやチョッキリだが、森林の生態系においては欠かせない役割を果たしている。どんぐりを分解して土に還すスピードを早め、小鳥や小型哺乳類の貴重なタンパク源となるからだ。
応用昆虫学や日本昆虫学会の研究者たちが指摘するように、野外に生息する彼らを過剰に害虫視して駆除する必要はない。問題となるのは、あくまで人間の居住空間への持ち込み時のみだ。
自然界の循環を尊重しつつ、家の中への持ち込み時には水没選別と沸騰加熱を徹底する。この適度な距離感こそが、自然と共生するスマートな対応と言える。