紺綬褒章の大きな特徴として、複数回にわたって寄付を行った場合の授与規定が挙げられます。すでに一度褒章を受章した個人や法人が、再び基準額以上の寄付を行って授与対象となった場合、同じ章板が何個も授与されるわけではありません。
2回目以降の受章では、リボン(小綬)の部分に取り付ける「銀飾版(ぎんしきはん)」が授与されます。この銀飾版が5枚集まると、5回分の功績をまとめた「金飾版(きんしきはん)」1枚へと引き換えられる仕組みです。生涯にわたって継続的な寄付活動を行っている篤志家の場合、胸元のリボンに多数の飾版が重なる荘厳な姿となります。
また、寄付金額がさらに高額(個人の場合でおおむね1,500万円以上など)に達した場合には、褒章に加えて皇室の御紋が入った「木杯(もくはい)」や「銀杯」が併せて賜る規定になっており、寄付の規模に応じた細やかな階位制度が整えられています。