真田広之が主演・プロデュースを務めた超大作『SHOGUN 将軍』が世界的な賞をさらった際、日本の家族がどのような想いでそれを見つめていたのか。熱狂の渦中においても、手塚奨之氏は騒ぎ立てることなく、静かに父の快挙を祝した。
遠く離れたロサンゼルスと東京。時差と距離を超えて、父と息子は折に触れて連絡を取り合っている。父は息子の新曲の音源に耳を傾け、息子は父の過酷な撮影現場での苦労に思いを馳せる。公の場でベタベタと仲の良さを誇示することはない。しかし、男同士、表現者同士としての静かなリスペクトが、二人の間に確かに流れている。