言葉遊びや「しりとり」で相手を攻め立てる常套手段として、誰もが一度は経験するのが語尾に「る」を送り込む戦術だ。日本語の名詞において、語頭に「る」が来る単語は他の音に比べて極端に少ない。この言語学的な非対称性を突き、相手を無言に追い込むバトルは、古くから親しまれてきた日本の伝統的なコミュニケーションと言える。
真っ先に脳裏をよぎる救世主といえば、「ルビー」「ルーレット」「ルージュ」といった鮮明なイメージを持つ外来語だろう。しかし、これらは誰もが知る王道ゆえに序盤で消費されやすい。近年ではヘルスケアブームの影響で「ルテイン」や「ルッコラ」といった健康食材・栄養素の名前がパッと浮かぶ人も急増中だ。カルチャーの流行や生活様式の変化が、私たちの語彙の引き出し方にダイレクトに反映されている点は非常に興味深い。