膨大なアンチコメントや誹謗中傷に対し、辻希美はどう向き合ってきたのか。彼女が取った戦術は、反論でも連日の訴訟ちらつかせでもなく、驚くべき「受け流しと沈黙」、そして「自虐をエンタメに変える神対応」だった。
ネット上でどれほど酷評されようとも、彼女はブログや動画で批判者に対して一度も感情的な怒りや恨み節を吐かなかった。むしろ、炎上ネタを自身の料理動画やトークのネタとして自然に取り込み、「ウインナーの切り方」さえもポップな笑いへと昇華させて見せたのだ。批判を正面から受け止めず、かといって無視して突っぱねるでもなく、軽やかに吸収してエンターテインメントに転換する。この超人的なスルー能力と精神的なしなやかさこそが、長年アンチを無力化し続けた最大の武器であった。