こうした動きに対し、岡山県警察は最高レベルの警戒態度を解いていない。指定暴力団に対する規制は年々厳格化しており、事務所の使用差し止め請求や暴排条例の徹底運用が、組織の活動スペースを確実に狭めている。
「わずかなトラブルや密談の動きも見逃さない」。取締当局の張り詰めた空気感は、周辺地域の住民にも伝わっている。ある内部関係者は「警察の監視網は以前よりはるかに精密だ。連絡一つ取るにも極めて慎重にならざるを得ない」と漏らす。取り締まりの強化が組織の活動をアンダーグラウンド化させ、さらなる探知の難しさを生むというジレンマも現場には漂う。