一度聞いたら忘れられないインパクトを持つ「カズレーザー」という芸名。その名付けの背景には、本名と幼少期から親しんだ特撮カルチャーが見事に融合した経緯があります。
カズレーザーの本名は「金子和令(かねこ かずのり)」です。2019年4月に新元号「令和」が発表された際、「和令」という漢字が偶然にも一致(文字の並びは逆)していたことで、SNSやワイドショーで「時代の先を行っていた男」として大きな話題を呼んだことは記憶に新しい事実です。幼少期から家族や友人、周囲の人々より「カズ」という愛称で呼ばれていました。
そして後半の「レーザー」の決定打となったのが、1973年に放映された東映特撮の名作『仮面ライダーV3』に登場する秘密組織デストロンの大幹部・ドクトルGが変身した怪人「カニレーザー(蟹レーザー)」でした。
カズレーザー本人が過去のバラエティ特番やインタビューで語ったところによると、学生時代に自身のニックネームを考える際、単なる「カズ」では面白みがないと感じていたといいます。そこで、自身が愛してやまない昭和特撮の世界から、フォルムと語感の響きが秀逸だった「カニレーザー」のフレーズを借用し、「カズ」と「レーザー」を掛け合わせて「カズレーザー」と命名したのが直接の真相です。
SF的な光線兵器の「レーザー」から取ったと推測されがちですが、実際には特撮怪人へのオマージュが起点となっており、サブカルチャーへの深い造詣がそのまま現在のアイデンティティに直結しています。