劇中で描かれたパウハタン族の姿は、先住民族コミュニティから強い拒絶反応を引き起こした。彼らは「自然と対話する神秘的な人々」として描かれる一方で、白人開拓者たちの視点からは「野蛮人」として語られる。この対立構造そのものが、極めてステレオタイプな人種差別を固着させる役割を果たした。
特に劇中歌「野蛮人(Savages)」の歌詞や、白人側が文明をもたらす者として描かれる構造には、白人至上主義的な演出であるとの厳しい批判が集中した。自然を慈しむ高潔な先住民族という表象すらも、白人側の都合の良い幻想にすぎないという指摘だ。