教団内部で実際にどのような空気が流れているのか、現役信徒や元信徒への取材、各種コミュニティ(知恵袋、SNSなど)に寄せられた生の声から宗教法人の実態を検証しました。
「選挙の時期になっても、苑内で誰それに投票しろと言われたことは一度もありません。他の宗教に入っている友人は投票依頼の電話かけが大変そうですが、真如苑では一切そうしたノルマや電話帳の提出はありません」(40代・信徒歴15年の女性)
「地方選挙で親族が立候補した際、個人的に応援をお願いしたことはありますが、苑の集まりで公に宣伝することは固く禁じられており、厳しく注意を受けました」(50代・男性信徒)
真如苑の活動の中心は「接心(せっしん)」と呼ばれる瞑想的な修行と、霊能者による霊的アドバイス、そして日々の合掌と善行です。教団のコミュニティ内部では、世俗の権力闘争や政党政治の話題を持ち込むこと自体が敬遠される文化が根付いています。信徒の関心は「自己の精神的成長や家族の融和」に向いており、組織として選挙に介入するインセンティブが極めて乏しいのが現場の実像です。