夜のくつろぎタイムに飲むお茶としても人気のジャスミン茶ですが、就寝直前の摂取にはメリットと注意点の双方が存在します。
ジャスミンの甘く爽快な芳香には、「リナロール」や「酢酸ベンジル(ベンデルアセテート)」といったアロマ成分が豊富に含まれています。これらは自律神経の副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせて緊張を解きほぐす働きが科学的にも実証されています。多忙な1日の終わりに心を落ち着かせるアロマ効果は抜群です。
一方で、見過ごせないのがカフェインの覚醒作用と利尿作用です。カフェインの感受性は体質によって大きく異なります。特にカフェインに敏感な体質の人が寝る直前に飲むと、微量のカフェインであっても入眠を妨げたり、睡眠の質を低下させたりする原因になり得ます。
さらに、ジャスミン茶にはカリウムとカフェインの相乗効果による利尿作用があり、むくみ対策やデトックス感をもたらす反面、夜間に尿意で目が覚めてしまう中途覚醒の引き金にもなります。加えて、空腹時に濃いジャスミン茶を多量に飲むと、胃酸の分泌が刺激されて胃痛や胃もたれを招くケースもあります。就寝前は「ベッドに入る1〜2時間前までに、小さめのカップ1杯程度を温かくして飲む」のが理想的な付き合い方です。